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あなたを幻想の世界へいざないます・・・。
先日の日曜日です。家族で京町家ランチ後、お気に入りのミュージックをクルマで聴きながら、京都市内を北上、夏の川床で有名な「京都・貴船」へ・・・。毎年この季節にはここ貴船を訪れて冬の雪景色を観るのがとっても楽しみです・・・。市内中心部から約20分のところでこの景色を・・・。
大きな杉材で作られた扉を開けて・・・。
内装の素材を4年くらい前に当社から納材したカフェなんですよ・・・。木材の素地をそのまま使った、その店内は、プレーナー掛け(やすり掛)してない、荒い木の印象がとってもカッコイイと思いませんか・・・?このお店のオーナーの鳥居社長は、京都・貴船でも有名な「右源太」と「左源太」の川床料亭を営んでおられるのです・・・。今では僕の京都・青年会議所の先輩でもある、ご子息の鳥居専務が立派に後継されてますが・・・。
「僕の知らない栄さんの話しを聴きながら・・・。」
僕は、鳥居社長とお話しする中で、自身がが若き頃、丸登木材さんという「材木屋」の大番頭さんだったお話しをしてくださいました。「木」に関する想いや「木」を観る視点・・・。やはり彼も「木」のプロの意気込みを感じさせてくれたのでした・・・。
そして、その生粋の「木材人」の彼は、静かにこう言いました・・・。
「あの、五条の小畑はんやねえ・・・?」
僕 「はい、そうですよ・・・。何か・・・?」
鳥居氏 「いやあ、ワシ、あんたの祖父さん、よう知っとるでえ・・・。」
「栄さん、言うてなあ、京都ではみんなの人気もんやったんやでえ・・・。」
「そやなあ、あんたが今着ている、空色のシャツをよう、着たはったわ・・・。」
「そやけど、もう、40年も前の話やけどなあ・・・。懐かしい話しやけどなあ・・・。」
僕 「ああ、そうだったんですねえ・・・。祖父は僕が生まれる前に他界したもんですから・・・。」 やっぱり自分の先祖を知ってくれている人はとても貴重です・・・。
※熟年の渋い趣きの持ち主の鳥居社長・・・。
木材の商家で生まれ育って・・・。
だから、当店の屋号は、 「京都・木想商家・・・。」それは、「木」を想う商人の家系で・・・。
僕は小畑家の祖父さんの顔は写真でしかみたことがありません・・・。本当にまれに、年配の方に僕の祖父さんの話しを聞かせてもらうことがあります・・・。やはり、じいさんも「木」に対しては特別な想いがあった様ですね・・・。この頃の材木屋の社長と言えば、いわゆる、「旦那はん・・・。」だったらしいんです・・・。
しかし、時代が変わろうともこの「旦那はんスピリット」は決して忘れたくはないと思っています。
「木」を自分の目利きで判断するこころ・・・。そして、他人を魅了する大きな心と人格を・・・。
「ねえ、じいさん・・・。僕はあなたに会った事はないけれど、きっとカッコイイ、ヒトだったんでしょうね・・・。」 いつも仏間においてある、写真の「ハット姿」がカッコイイと思ってました・・・。」
そして誰からも好かれ・・・。
※おいしい、きな粉のついた、みたらし団子を頬張りながら・・・。
心から安らげる僕達の憩いのスペース・・・。
天井を見上げると大きな梁が僕達を屋根裏から見守ってくれているかの様です・・・。
京都産の杉材の壁のパネリングとの相性もよくまるでそこは、雪国のカフェの様でした・・・。住宅でもこんな大きな梁の見える天井にしてみたいって思いませんか・・・?
「パパ、雪がいっぱいあるね・・・。お外で遊んでもいい・・・?」
「うん、いいよ!今日は長靴じゃあないけど、いっぱい遊んでおいで・・・。」
今月ならまだ、このシーンを味わうことが可能です・・・。
おそらく、2月中な、雪が残っていて、この風情を味わうことは可能です・・・。
オススメは、「おぜんざい・・・・。」温かくって甘くって最高でした!
僕は今日、自分の大きな責務を感じたのでした・・・。
それは、京都で木材商を営むということ・・・。
そして、このことに先祖に感謝しなくてはいけないということ・・・。
また、今の時流に合った、現代のヒトの感性に合った、自分の大好きなビジネスをっするということ・・・。
それは、きっと僕が送っているこの毎日なのかもしれません・・・。
この日の大きな気づきに感謝してます・・・。 ありがとう。。。
■店舗情報
店舗名 貴船倶楽部
京都市左京区鞍馬貴船町74
(京福電鉄を出町柳駅から乗り、貴船口下車・・・。駅を降りてから20分位ハイクのつもりであるいてみてください・・・。でもクルマの方が楽かも・・・。)
TEL (075)741-3039
営業時間 11時半~18時まで・・・。
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