「無垢フローリングの表面塗装はどうしたらいいですか~?」
当社の無垢フローリングショールームへお越しのお客様からよく質問される内容です。
答えは、ライフスタイルと考え方と価値観でいくつかの答えがあります!
① 木のままの無塗装のまま使う。
【メリット】 素足に心地よく(歩行感最高!)木の香りが愉しめる。 自然素材を使う醍醐味を堪能。
【デメリット】 床面が汚れやすい (よく歩くところが特に黒ずむ。)
② ウレタン塗装を塗ったモノを選ぶ(または、現場で塗装する。)
ウレタン塗装とは、 ポリウレタン樹脂をメインにした、無垢フローリングの方面に塗膜を張る塗装です。 例えるなら、樹脂のコーティング(オブラートする)と思っていただいたらいいでしょう。
【メリット】 コーヒーやお醤油を床面にこぼしても、「サッと」雑巾で掃除できる。
表面が平滑(ツルツル)なので、基本的にお掃除が楽! →(ハウスメーカーさん好きです。コレ!)
【デメリット】 木の上を歩いているのだけど、実は、塗膜の上を歩いています。だから、冬は、足裏がヒンヤリ冷たく感じます。
また、木の表面の木の呼吸を妨げますので、せっかくの無垢材のメリットが活きにくい!
永~く使っていて、表面の塗装が剥がれてくると、自分ではメンテナンスが難しく、結果、張替えを余儀なくされる。(使い方や諸条件にもよりますが、寿命、長くて30年。。。)それ以下かも。。
③ 自然塗料を塗布してみる。
自然塗料にもたくさんの種類がありますが、 ウレタン塗装と明らかに違うのは、木に「含浸」させるタイプの塗料で、染み込ませつつ、表面にもうっつらと塗膜を張るタイプの塗料です。
OSUMOやリボス、AUROあたりが有名な塗料です。
その他、 蜜蝋ワックスや、柿渋等、日本古来からの自然塗料もありますね。
【メリット】 木、本来の質感を保ちながら、カラー塗装も可能。 ウレタンの様な不自然な「ピカピカ感」も少ない。 無塗装同様、無垢フローリング自身の木の呼吸を妨げない。
塗装によって、基材の防汚効果も得ることが可能。 尚且つ、 歩き心地も良し!
【デメリット】 塗料にもよるが、価格はウレタン塗装に比べ割高。 ウレタン塗装に比べると汚れやすい。 スリッパを多用すると、部分的に剥げ易い。(但し、 自分で補修も比較的簡単。でも面倒くさがりのひとには不向きか。。。)
さあ、どうしようか。。。? となったとき。。
何を優先するのか?
・快適さ?
・メンテナンス性?
・木の香りを?
・色合いや雰囲気?
・肌触り?
・コストだけ?
はい、 僕なら、 自然塗装仕上げをチョイスします!
ドイツを始めとする、EU諸国では、今ではウレタン塗装は使いません。
それは、 健康と環境を何より大切にする考えがあるからです。
長くなりましたので、 続きは、 ショールームでお話ししましょう。
塗装や接着剤のシックハウスに絡んだ事例もたくさんお伝えできますから。
では。
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