古材に惹かれて。。。
毎日、無垢材や古材を触っていると、日ごろのちょっと嫌だったことを忘れることができます。
「木」は自然のものなのでどんな時も僕たちに優しいのだと思います。
特に古材を触っているとその木材がこれまで辿ってきた軌跡を知りたくなります。
築100年のお家ならおよそ三代に渡ってそのお家で使われてきたはずです。
永い永いの年月を経て僕のところにやってきてくれたと思うとっても感慨深いです。
そして 僕たちの仕事は次のオーナーさんのもとに嫁いでいくための準備です。
東京のカフェへ嫁ぐのか? または海外のホテルに? またはビルのリノベーションに?
まず、洗浄して釘抜きして、ワイヤーブラシで丁寧に磨き込んで。。。
そして自然塗料のワックスを丁寧に塗り込んで。
古材の表面が頬ずりできるほど磨き込んだら梱包出荷です。
一見、とても地味な仕事かもしれません。
でも僕はこの古材の仕事が大好きで誇りに思っています。
「木」という大自然があたえてくれたもの。
木材業というお仕事ができているということ。
そして永い歴史という年月を経て出会った古材。
古材事業を始めたときの想いは当時のそのままに、
僕は「古材」を「古財」に仕上げてお届けしたいのです。
ありがとうございます。
◆京都 古材市場 株式会社 丸 嘉